波風(読み)ナミカゼ

デジタル大辞泉 「波風」の意味・読み・例文・類語

なみ‐かぜ【波風】

波と風。また、風が強く吹いて波立つこと。「波風が強まる」
家庭世間に起こるごたごた。もめごと。「家の中に波風が立つ」
さまざまのつらい事柄。「世の波風にもまれる」
[類語](1風浪風雪風雨無風微風そよ風軟風強風突風烈風疾風はやて大風颶風暴風爆風ストーム台風ハリケーンサイクロン神風砂嵐つむじ風旋風竜巻トルネード追い風順風向かい風逆風横風朝風夕風夜風春一番春風しゅんぷう春風はるかぜ花嵐薫風風薫る緑風やませ涼風すずかぜ涼風りょうふう秋風野分き木枯らし空風寒風季節風モンスーン貿易風東風ひがしかぜ東風こち西風偏西風南風みなみかぜ南風はえ凱風北風朔風松風まつかぜ松風しょうふう山風山颪谷風川風浜風潮風海風陸風熱風温風冷風/(2不和不仲仲違い反目葛藤軋轢対立対峙確執悶着摩擦風波仲間割れぎくしゃくいがみ合う睨み合う角が立つひびが入る秋風が立つ

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精選版 日本国語大辞典 「波風」の意味・読み・例文・類語

なみ‐かぜ【波風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 波と風。また、強風が吹いて波がたつこと。風濤(ふうとう)
    1. [初出の実例]「ひねもすになみかぜたたず」(出典:土左日記(935頃)承平五年二月四日)
  3. 世の中や人間関係が騒ぎ乱れること。ごたごたすること。もめごと。
    1. [初出の実例]「其勢五百余騎、あくる三日卯刻に京都にいささかの煩ひもなさず、浪風(ナミカゼ)も立てずして下りにけり」(出典平家物語(13C前)一二)

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普及版 字通 「波風」の読み・字形・画数・意味

【波風】はふう

風波。

字通「波」の項目を見る

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