20世紀日本人名事典 「平塚八兵衛」の解説
平塚 八兵衛
ヒラツカ ハチベエ
- 生年
- 大正2(1913)年9月22日
- 没年
- 昭和54(1979)年10月30日
- 出生地
- 茨城県土浦市
- 経歴
- “オトシの八兵衛”と呼ばれた名刑事。昭和14年2月警視庁巡査となり、50年3月警視で退官するまでの間、警視総監賞97回、警察長官賞、検事総長賞、検事正賞など、難事件解決での表彰は100回以上の記録保持者。「出世を考えず、他人と協調せず、上司の命令通り動かない」などが刑事哲学で、先輩、同僚、後輩とのケンカは絶えなかった。手がけた事件では、38年の吉展ちゃん誘拐事件で犯人の小原保を2年がかりで自供に追いこんだのをはじめ、34年のステュワーデス事件、43年の三億円事件など、数々の重大事件の捜査にあたった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報