平尾新田
ひらおしんでん
[現在地名]大正区平尾一―四丁目・小林東二―三丁目など
千島新田・岡田新田の南に位置し、東は木津川に沿う。もとは木津川河口の寄洲であったが、宝暦七年(一七五七)岡島嘉平次が開発の許可を受けた一二三町余歩の大縄地のうちの一部を大坂江戸堀(現西区)の平尾与左衛門が譲り受け開発。明和八年(一七七一)検地高入された(西成郡史)。新田名は開発者にちなむ。安永三年(一七七四)六月、大風による大浪のため堤防が破壊され、田畑は海中に没した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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