平形遺跡群(読み)ひらかたいせきぐん

日本歴史地名大系 「平形遺跡群」の解説

平形遺跡群
ひらかたいせきぐん

[現在地名]藤島町平形・新屋敷

庄内平野のほぼ中央部に位置し、藤島川左岸の地を占め、標高九―一一メートル。西側をあか川に画された上平形・下平形を中心とした自然堤防上や微高地に、平安時代から中世にいたる遺跡が径二キロの範囲にわたって九ヵ所確認されている。県営圃場整備にあたり、昭和四五年(一九七〇)から同五三年にわたって七次にわたる発掘調査が行われた。当地域は最初の出羽国府・国分寺出羽柵の擬定地として戦前から注目されていたところであるが、それを証明するような奈良時代にさかのぼる遺構・遺物の発見はなく、平安時代より中世にいたる集落跡や館跡であることが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む