平瀬徹斎(読み)ひらせ てっさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平瀬徹斎」の解説

平瀬徹斎 ひらせ-てっさい

?-? 江戸時代中期の版元
大坂の人。赤松閣の主人みずからも「売買出世車」「書林栞(しおり)」などをあらわす。編著に日本各地の産物採取法,製法などを絵図でしめした「日本山海名物図会(ずえ)」(長谷川光信画)がある。宝暦(1751-64)のころに活躍した。名は輔世。通称は千種屋(ちぐさや)新左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「平瀬徹斎」の解説

平瀬徹斎

生年生没年不詳
江戸中・後期,大坂の書肆赤松閣の主人。名は補世,通称千草屋新右衛門,徹斎は号。各地名産物の生産・採取の技術を図示解説した『日本山海名物図会』(1754)を著した。他に『放下筌』などの著作がある。徹斎は大坂の金融業者平瀬家の一族ともみられているが確証はない。<参考文献>千葉徳爾『日本山海名産名物図絵註解』

(田島佳也)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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