平等観(読み)ビョウドウカン

デジタル大辞泉 「平等観」の意味・読み・例文・類語

びょうどう‐かん〔ビヤウドウクワン〕【平等観】

すべての物事差別をつけない見方
仏語。とらわれのない空の立場に立って、すべての事物が平等であることを心に観ずること。従空入仮観じゅうくうにゅうけかん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平等観」の意味・読み・例文・類語

びょうどう‐かんビャウドウクヮン【平等観】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。一切のものはすべて平等であると見きわめること。
    1. [初出の実例]「自然の徳は〈略〉絶対の平等観を無辺際に樹立して居る」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一〇)
    2. [その他の文献]〔無量寿仏経疏‐上〕
  3. 善悪上下などの差別をつけない見方。
    1. [初出の実例]「芸術は平等観から出立するのではない」(出典:硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉二七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む