無辺際(読み)ムヘンサイ

デジタル大辞泉 「無辺際」の意味・読み・例文・類語

む‐へんさい【無辺際】

[名・形動]広大で果てのないこと。また、そのさま。無辺
縹渺と―に拡がって居る海を」〈菊池寛・俊寛〉
[類語]広大無辺果てし無い広やか広い広壮広漠広広広範広闊こうかつ開豁かいかつ空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫浩浩広大無辺一望千里手広い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無辺際」の意味・読み・例文・類語

む‐へんさい【無辺際】

〘名〙 (形動) (「むへんざい」とも) 果てしがないこと。限界のないこと。また、そのさま。
※大日経開題(824頃)「摩訶者是梵語也。此翻有三義。一竪横無辺際故云大。二数量過刹塵故云多。三是最勝最上故云勝」 〔勝鬘経‐摂受章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android