平蕪(読み)ヘイブ

デジタル大辞泉 「平蕪」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぶ【平×蕪】

雑草の生い茂った野原
艦上より―の曠原と見しは」〈独歩愛弟通信

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精選版 日本国語大辞典 「平蕪」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぶ【平蕪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 雑草の茂っているひろびろとした野原。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「天目山崩炎運徂、東南王気委平蕪」(出典:蕉堅藁(1403)銭唐懐古次韻)
    2. 「みわたせば平蕪(ヘイブ)眇茫として」(出典:洒落本・契情買虎之巻(1778)瀬川一念)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐遣懐詩〕

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