すべて 

平蕪(読み)ヘイブ

デジタル大辞泉 「平蕪」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぶ【平×蕪】

雑草の生い茂った野原
艦上より―の曠原と見しは」〈独歩愛弟通信

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平蕪」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぶ【平蕪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 雑草の茂っているひろびろとした野原。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「天目山崩炎運徂、東南王気委平蕪」(出典:蕉堅藁(1403)銭唐懐古次韻)
    2. 「みわたせば平蕪(ヘイブ)眇茫として」(出典:洒落本・契情買虎之巻(1778)瀬川一念)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐遣懐詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

すべて 

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android