平視(読み)へいし

精選版 日本国語大辞典 「平視」の意味・読み・例文・類語

へい‐し【平視】

〘名〙
① 顔をあげてまっすぐに相手を見ること。まともにみつめること。
太平記(14C後)一一「時直、〈略〉敢て平視(ヘイシ)せず」 〔礼記注‐曲礼下〕
② 軽いものと見ること。やすっぽく思うこと。
童子問(1707)下「世俗以虚無恬澹無為自化、為至極。故反有視尚書之意

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「平視」の読み・字形・画数・意味

【平視】へいし

まともに見る。〔三国志、魏、劉伝注に引く典略〕太子曹丕)嘗(かつ)て學をひ、酒(たけなは)にして坐してす。夫人氏(けんし)に命じて、出でて拜せしむ。坐中の衆人咸(ことごと)く伏す。、獨りす。太曹操)~乃ちを收む。

字通「平」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android