20世紀日本人名事典 「平野威馬雄」の解説
平野 威馬雄
ヒラノ イマオ
昭和期の詩人,児童文学者,小説家,フランス文学者 レミの会(混血児救済団体)会長。
- 生年
- 明治33(1900)年5月5日
- 没年
- 昭和61(1986)年11月11日
- 出生地
- 東京・青山北町
- 別名
- 筆名=ひらの いまを(ヒラノ イマオ)
- 学歴〔年〕
- 上智大学文学部ドイツ哲学科〔昭和3年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- サンケイ児童出版文化賞(第6回)〔昭和34年〕「レミは生きている」
- 経歴
- 父がフランス系アメリカ人、母が日本人。18歳でモーパッサン選集の翻訳を手がけ、金子光晴により「早熟の天才少年」と評される。昭和28年から“レミの会”を主宰して混血児救済運動に尽力、他に競輪廃止、麻薬追放運動も行い、“空飛ぶ円盤”の研究や「お化けを守る会」など幅広い活動を行う。自伝「混血人生記」や翻訳「ファーブル昆虫記」、詩集「青火事」、研究書「フランス象徴詩の研究」、伝記「くまぐす外伝」「平賀源内の生涯」のほか、少年文学、フランス自然主義文学、UFOに関して300余冊の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報