幹線鉄道国有化〔中国〕

山川 世界史小辞典 改訂新版 「幹線鉄道国有化〔中国〕」の解説

幹線鉄道国有化〔中国〕(かんせんてつどうこくゆうか)

辛亥(しんがい)革命導火線となった四川暴動武昌挙兵を誘発した政策。辛亥革命勃発の直前の1911年5月,慶親王内閣が成立すると,英米独仏からなる四国借款団からの借金担保を生み出すため,すでに民間で建設が進められていた粤漢(えつかん)鉄道(広州‐漢口)と川漢(せんかん)鉄道(成都‐漢口)の国有化を決定した。これに対し,湖北湖南四川,広東の各地で地方有力者層を中心に保路同志会が結成され,激しい反対運動が展開された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

関連語 しんがい

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android