幽微(読み)ゆうび

精選版 日本国語大辞典 「幽微」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐びイウ‥【幽微】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 奥深く神秘で知りがたいこと。深遠で微妙なこと。不思議なこと。また、不明瞭なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「教化之規斯彰、六芸洋洋、幽微之数必挙」(出典:静嘉堂文庫本本朝文粋(1060頃)三・弁耆儒〈大江挙周〉)
    2. 「夫子の言(いへる)性と天道との深遠幽微なるは不聞ことぞ」(出典:足利本論語抄(16C)公冶長第五)
    3. [その他の文献]〔崔駰‐達旨〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽微」の読み・字形・画数・意味

【幽微】ゆう(いう)び

深くかすか。梁・江淹雑体詩、阮歩兵(籍)〕衞(神話中の鳥名)木石を銜(ふく)む(東海を埋めようとする) 誰(たれ)か能く幽を測らん

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