幽篁(読み)ゆうこう

精選版 日本国語大辞典 「幽篁」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐こうイウクヮウ【幽篁】

  1. 〘 名詞 〙 静かな竹藪。奥深い竹藪。
    1. [初出の実例]「緑苔やや百年の人跡をうづむといへども、幽篁なを一炉の茶煙をふくむがことし」(出典:俳諧・写経社集(1776)洛東芭蕉堂再興記)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐九歌・山鬼〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽篁」の読み・字形・画数・意味

【幽篁】ゆうこう(いうくわう)

静かな竹やぶ。唐・王維〔竹里館〕詩 獨り坐す、幽篁の裏(うち) 琴を彈じて、復(ま)た長嘯(ちやうせう)す 深林、人知らず 、來(きた)りて相ひ照らす

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