幾つ(読み)イクツ

デジタル大辞泉 「幾つ」の意味・読み・例文・類語

いく‐つ【幾つ】

1 個数・年齢の不定・不明なときにいう語。何個。何歳。「幾つでもいいから、あるだけください」「来年幾つになりますか」
2 (「いくつか」の形で)若干の数。「その品物なら幾つかある」
3 (「いくつも」の形で)多くの数。「駅を幾つも通り過ぎる」
4 (接尾語的に用いて)その数値の下の位の数値を大まかにいう。「彼も三十幾つになったはずだ」

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精選版 日本国語大辞典 「幾つ」の意味・読み・例文・類語

いく‐つ【幾つ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つ」は接尾語 )
  2. ① 物の個数の不明、不定な時に用いる。
    1. (イ) どのくらいの数。何個。
      1. [初出の実例]「湯桁(ゆげた)はいくつと問はまほしくおぼせど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
    2. (ロ) ( 多く助詞の「も」を伴って用いられる ) 多くの数。
      1. [初出の実例]「此やうな物はだい所にいくつもある」(出典:虎明本狂言・末広がり(室町末‐近世初))
    3. (ハ) 一定の数を、間接的に表わす。
      1. [初出の実例]「首をいくつとりてさう、いけどりをいくつしてさうと云ぞ」(出典:史記抄(1477)一三)
  3. ② 年齢の不明、不定な時に用いる。どれくらいの年齢。何歳。
    1. [初出の実例]「『いくつばかりにて、いづくにか』、いらへ、『女一人、十よばかりにて、男二人、一つ二つがおととにてなむ』」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)

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