幾昔(読み)いくむかし

精選版 日本国語大辞典 「幾昔」の意味・読み・例文・類語

いく‐むかし【幾昔】

〘名〙
① いかほどの昔。どれほど古い時代。
※右京大夫集(13C前)「あせにけるすがたの池のかきつばたいくむかしをか隔てきぬらむ」
② (抹茶には、初昔(はつむかし)後昔(のちむかし)などと「昔」の名のついたものがあったところから) いくつかの抹茶の種類
浮世草子・好色産毛(1695頃)三「角の入江茶の湯、茶は幾(イク)むかしも見え、こちらに湯釜たぎらせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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