庁始(読み)ちょうはじめ

精選版 日本国語大辞典 「庁始」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐はじめチャウ‥【庁始】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新年または検非違使別当新任の時、検非違使庁で行なう執務開始の式。
    1. [初出の実例]「今日有庁始事」(出典山槐記‐治承三年(1179)正月三日)
  3. 院庁で行なう執務開始の式。
    1. [初出の実例]「庁初儀」(出典:看聞御記‐文安四年(1447)一一月二七日)
  4. 寺院政所で行なう執務始めの儀式
    1. [初出の実例]「正長元年七月廿八日於灌頂院、庁始被之」(出典:醍醐寺新要録(1620))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android