広岡新田村(読み)ひろおかしんでんむら

日本歴史地名大系 「広岡新田村」の解説

広岡新田村
ひろおかしんでんむら

[現在地名]酒田市広岡新田

浜中はまなか村の東にあり、あか川下流左岸に位置する。佐藤善五郎が宝永三年(一七〇六)出崎でさき新田とよばれた地三〇九石余を開発、はじめ浜中村からの移住の沙汰があったが、浜中村で漁業に差支えがあるとして拒否したことから、翌年善五郎の次男佐藤太郎右衛門が西茅原にしちわら村・茨新田ばらしんでん(現鶴岡市)の住民とともに移住して開村した(明和六年「京田通浜山植付并坂野辺新田開発之次第覚書」佐藤文書)。天保郷帳の高三一四石余。庄内要覧では免二ツ二分、家数二四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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