事典 日本の地域ブランド・名産品 「庄川挽物木地」の解説
庄川挽物木地[工芸用具・工芸材料]
しょうがわひきものきじ
主に砺波市・南砺市・高岡市で製作されている。16世紀末、加賀藩の用材調達のため、庄川の流れを利用し木材を流して運んでいた。砺波市庄川町の貯木場には流木がたくわえられ、北陸における木材の一大集散地であった。1866(慶応2)年、その豊富な木材を利用して越後屋清次が庄川町でろくろ木地を営んだのが、庄川挽物木地の始まりと伝えられている。1978(昭和53)年7月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸材料に指定。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報