底気味(読み)ソコキミ

デジタル大辞泉 「底気味」の意味・読み・例文・類語

そこ‐きみ【底気味】

心の底にそれとなく感じられる気持ち。
「―のわるい心持もする」〈荷風つゆのあとさき

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精選版 日本国語大辞典 「底気味」の意味・読み・例文・類語

そこ‐きみ【底気味】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そこぎみ」とも ) 心の底に何となく感じられる気持。
    1. [初出の実例]「太夫が花の姿は請られても、底心は我等が請て置きぬれば、女房にせられてから底(ソコ)ぎみはようあるまじ」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)一)
    2. 「女だと見下しながら、底気味(ソコキミ)の悪い思ひをしなければならない場合が」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一五〇)

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