底気味(読み)そこきみ

精選版 日本国語大辞典 「底気味」の意味・読み・例文・類語

そこ‐きみ【底気味】

〘名〙 (「そこぎみ」とも) 心の底に何となく感じられる気持
浮世草子傾城禁短気(1711)一「太夫が花の姿は請られても、底心我等が請て置きぬれば、女房にせられてから底(ソコ)ぎみはようあるまじ
明暗(1916)〈夏目漱石〉一五〇「女だと見下しながら、底気味(ソコキミ)の悪い思ひをしなければならない場合が」

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デジタル大辞泉 「底気味」の意味・読み・例文・類語

そこ‐きみ【底気味】

心の底にそれとなく感じられる気持ち。
「―のわるい心持もする」〈荷風つゆのあとさき

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