底心(読み)ソコシン

デジタル大辞泉 「底心」の意味・読み・例文・類語

そこ‐しん【底心】

心の奥底。しんそこ。そこごころ。
「―には怖気おじけは満ちている」〈宙外独行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「底心」の意味・読み・例文・類語

そこ‐しん【底心】

  1. 〘 名詞 〙 心の奥底。底意。しんそこ。そこごころ。
    1. [初出の実例]「汝等がねがふ所あまり底心(ソコシン)から丹精を抽(ぬき)んずるゆへに納受するなり」(出典浮世草子懐硯(1687)三)
    2. 「唯老中・若老中底心より人を見出す事を奉公の第一とはまり」(出典:政談(1727頃)三)

そこ‐ごころ【底心】

  1. 〘 名詞 〙 表面からは知ることのできない奥ふかくの心。心のそこ。したごころ。底意。
    1. [初出の実例]「底心は真実欲が深て利を好が、上つらでは名を好む者に」(出典:史記抄(1477)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android