府中番場宿(読み)ふちゆうばんばじゆく

日本歴史地名大系 「府中番場宿」の解説

府中番場宿
ふちゆうばんばじゆく

[現在地名]府中市宮西町みやにしちよう一―五丁目・片町かたまち一―三丁目・本町ほんまち四丁目・分梅町ぶばいちよう一―五丁目・南町みなみちよう一―三丁目・同六丁目・矢崎町やざきちよう一―五丁目・府中町一―三丁目・寿町ことぶきちよう一―三丁目・日鋼町につこうちよう東芝町とうしばちよう晴見町はるみちよう一―四丁目・幸町さいわいちよう一―三丁目・天神町てんじんちよう一―四丁目・武蔵台むさしだい一―三丁目・新町しんまち一―三丁目・緑町みどりちよう一―三丁目・浅間町せんげんちよう一丁目・栄町さかえちよう一―三丁目

府中宿三町の一つで、宿の中心にある六所宮(現大国魂神社)の西側、甲州道中沿いの集落。東は府中新宿、南は府中本町、西は屋敷分やしきぶん村。東部の六所宮から相州へ向かう道と甲州道中との札の辻ふだのつじまでの地区は神戸ごうど、また西部の高安こうあん寺周辺は片町かたまちとよばれる。大田南畝の「玉川披砂」には文化六年(一八〇九)当時番場宿名主を勤めていた矢島次郎左衛門家に伝わる近世初期の文書が紹介されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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