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北条氏邦(読み)ほうじょう うじくに

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北条氏邦」の解説

北条氏邦 ほうじょう-うじくに

1541/43-1597 戦国-織豊時代武将
天文(てんぶん)10/12年生まれ。北条氏康(うじやす)の3男。藤田康邦(やすくに)の養子。武蔵(むさし)鉢形城(埼玉県)城主となり,北条氏上野(こうずけ)進出に中心的役割をはたす。天正(てんしょう)18年豊臣秀吉の小田原攻めで降伏し,前田利家にあずけられた。慶長2年8月8日死去。55/57歳。通称は新太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の北条氏邦の言及

【鉢形】より

…埼玉県大里郡寄居町の地名。中世・近世には男衾(おぶすま)郡のうち。1476年(文明8)上野白井の長尾景春が主家の山内上杉顕定に反して鉢形城に拠ったが,78年太田道灌がこれを攻略,上杉氏の属城になり,その重臣藤田康邦の支配下におかれた。のち,北条氏康は三男氏邦を藤田氏の養子に入れてその旧領を掌握し,武蔵・上野支配の拠点とした。氏邦はやがて鉢形城に入って男衾,那賀,秩父,児玉,賀美,榛沢などの武蔵北西部諸郡を支配。…

※「北条氏邦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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