廃疾・癈疾(読み)はいしつ

精選版 日本国語大辞典 「廃疾・癈疾」の意味・読み・例文・類語

はい‐しつ【廃疾・癈疾】

〘名〙 身体障害を伴う不治疾病。また、その病人令制では、手足のうち一肢を失った程度身体障害者をさし、これに当たる者は、残疾・篤疾の中間の障害とされ、人身課税の庸・調・雑徭を免除された。廃痼(はいこ)
※律(718)名例「若故、敺人至廃疾流」
月暈(1953)〈島尾敏雄〉「Sは廃疾(ハイシツ)左足を引きずって」 〔周礼地官・小司徒〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android