延佇(読み)えんちょ

精選版 日本国語大辞典 「延佇」の意味・読み・例文・類語

えん‐ちょ【延佇・延竚】

  1. 〘 名詞 〙 先に進むことをしないで、とどまること。長い間たたずむこと。
    1. [初出の実例]「欲帰延佇及昏黒、遙指河西一点燈」(出典本朝麗藻(1010か)上・歳暮遊園城寺上方〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐離騒〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「延佇」の読み・字形・画数・意味

【延佇】えんちよ

しばらくたたずむ。たちどまり、望む。延竚。〔楚辞離騒を相(み)るの察(あき)らかならざるをい 佇して吾(われ)將(まさ)に反(かへ)らんとす

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