延喜通宝(読み)えんぎつうほう

精選版 日本国語大辞典 「延喜通宝」の意味・読み・例文・類語

えんぎ‐つうほう【延喜通宝】

〘名〙 平安時代、延喜七年(九〇七)から鋳造・発行された銅銭表面に「延喜通宝」の四字がある。銅の不足を補うために、鉛分が多く含まれており、なかには、鉛銭と思われるほどのものも多い。年間の鋳造量は長門の鋳造場で一〇〇〇貫文前後といわれている。延喜銭。
日本紀略‐延喜七年(907)一一月三日「詔改寛平大宝銭貨、為延喜通宝、一以当旧之十新与旧並令用之

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改訂新版 世界大百科事典 「延喜通宝」の意味・わかりやすい解説

延喜通宝 (えんぎつうほう)

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旺文社日本史事典 三訂版 「延喜通宝」の解説

延喜通宝
えんぎつうほう

皇朝十二銭の一つ
鋳銭高は3〜4万貫と推定される。907〜957年まで通用

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