建築家とアッシリアの皇帝(読み)ケンチクカトアッシリアノコウテイ(英語表記)L'Architecte et l'empereur d'Assyrie

デジタル大辞泉 の解説

けんちくかとアッシリアのこうてい〔ケンチクカと‐のクワウテイ〕【建築家とアッシリアの皇帝】

原題、〈フランスL'Architecte et l'empereur d'Abyssinie》フランスの劇作家アラバル戯曲。2幕。1967年初演。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

建築家とアッシリアの皇帝
けんちくかとアッシリアのこうてい
L'Architecte et l'empereur d'Assyrie

フランスの劇作家 F.アラバルの戯曲。2幕4場。 1967年初演。孤島で,2人の男がそれぞれ神=皇帝と現代科学技術の象徴建築家に扮してごっこ遊びをするさまを描いた作品。華麗な言語的・演劇的手法とグロテスクなイメージが特徴。疑似神としての人やものを崇拝する 20世紀の宗教文明と,それを信じることで自己破壊にいたる人間存在を扱い,西洋の伝統的倫理観を打破した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android