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建部巣兆 たけべ そうちょう

美術人名辞典の解説

建部巣兆

江戸後期の俳人・画家。江戸の人。父は書家山本龍斎。名は英親、字は族父、別号に秀香庵・黄雀園・菜翁等。俳諧春秋庵白雄に学び、その八弟子の一人。また夏目成美鈴木道彦ととも江戸三大家と称され、月次句合の撰者としても活躍した。画を谷文晁に学び一機軸を出す。亀田鵬斎酒井抱一とも親交があった。文化11年(1814)歿、54才。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

建部巣兆 たけべ-そうちょう

1761-1814 江戸時代中期-後期の俳人,画家。
宝暦11年1月生まれ。山本竜斎(りょうさい)の子。加舎白雄(かや-しらお)にまなび,夏目成美,鈴木道彦とともに江戸俳諧(はいかい)の三大家といわれる。また,谷文晁(ぶんちょう)の門人で書にもすぐれていた。文化11年11月17日死去。54歳。江戸出身。名は英親。字(あざな)は族父。別号に秋香庵,黄雀園,菜翁など。編著に「一鐘集」「徳万歳」「仙都紀行」など。
【格言など】梅散るや難波(なには)の夜の道具市(「曾波可理」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典内の建部巣兆の言及

【巣兆】より

…江戸後期の俳人。姓は建部,名は英親。字は族父。別号は黄雀,秋香庵など。武蔵国千住の人。のち関屋に隠棲。書家山本竜斎の子で書をよくし,筆法は雄勁(ゆうけい)である。画を谷文晁に学び,当時書家として名高かった亀田鵬斎から,その画は鳥羽僧正の風ありと称された。俳諧は白雄(しらお)の門。成美道彦とともに江戸の三大家と仰がれ,士朗,大江丸,乙二(おつに)ら当代知名の人々と盛んに俳交を重ねている。酒に親しみ,優雅な江戸趣味を楽しむ文人肌の人物で,その人柄を反映して句は洒脱な諧謔の気風が漂う。…

【巣兆】より

…江戸後期の俳人。姓は建部,名は英親。字は族父。別号は黄雀,秋香庵など。武蔵国千住の人。のち関屋に隠棲。書家山本竜斎の子で書をよくし,筆法は雄勁(ゆうけい)である。画を谷文晁に学び,当時書家として名高かった亀田鵬斎から,その画は鳥羽僧正の風ありと称された。俳諧は白雄(しらお)の門。成美道彦とともに江戸の三大家と仰がれ,士朗,大江丸,乙二(おつに)ら当代知名の人々と盛んに俳交を重ねている。酒に親しみ,優雅な江戸趣味を楽しむ文人肌の人物で,その人柄を反映して句は洒脱な諧謔の気風が漂う。…

※「建部巣兆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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