弓太郎(読み)ユミタロウ

デジタル大辞泉 「弓太郎」の意味・読み・例文・類語

ゆみ‐たろう〔‐タラウ〕【弓太郎】

射礼じゃらい弓場始ゆばはじのときに、射手かしらとなった者の称。→弓次郎ゆみじろう
賭的かけまとの場などで、弓の支配をする者。→弓次郎

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精選版 日本国語大辞典 「弓太郎」の意味・読み・例文・類語

ゆみ‐たろう‥タラウ【弓太郎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 射礼(じゃらい)射場始めの時に射手の頭(かしら)となった者の称。これに次ぐ者を弓次郎という。
    1. [初出の実例]「室町殿御弓始、弓太郎竹田云々」(出典:満済准后日記‐応永二〇年(1413)正月一七日)
  3. 賭的(かけまと)の場などで弓の支配をする者。これを補佐する者を弓次郎という。〔四季草(1778)〕

ゆ‐たろう‥タラウ【弓太郎】

  1. 〘 名詞 〙ゆみたろう(弓太郎)
    1. [初出の実例]「御弓塲始〈ゆたらふ小笠原刑部大輔〉」(出典:斎藤親基日記‐文正二年(1467)正月一七日)

ゆん‐たろう‥タラウ【弓太郎】

  1. 〘 名詞 〙 「ゆみたろう(弓太郎)」の変化した語。

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