引台(読み)ヒキダイ

デジタル大辞泉 「引台」の意味・読み・例文・類語

ひき‐だい【引(き)台】

歌舞伎大道具の一。車のついた台で、俳優を乗せて舞台へ出入りさせる。

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精選版 日本国語大辞典 「引台」の意味・読み・例文・類語

ひき‐だい【引台】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎大道具の一つ。車のついた高さ四寸(約一二センチメートル)ほどの台で、大道具を飾ったり俳優を乗せたりして引きだし、引き込むもの。広さは場合によって異なり、舞台転換などに用いる大掛かりなものは引道具という。引枠、ワゴンとも。
    1. [初出の実例]「鼓の合方にて花道より引台にて舞台へ来て」(出典:歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)一)

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