強吟(読み)ツヨギン

デジタル大辞泉 「強吟」の意味・読み・例文・類語

つよ‐ぎん【強吟/剛吟】

能のうたいの歌唱様式の一。声にゆるみがなく、力をこめて謡うもの。勇壮・爽快・厳粛な気分表現するところに用いる。剛吟ごうぎん。⇔弱吟
[補説]ふつう「ツヨ吟」と書く。

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精選版 日本国語大辞典 「強吟」の意味・読み・例文・類語

つよ‐ぎん【強吟・剛吟】

  1. 〘 名詞 〙 謡曲音階発声法一つ。弱吟(よわぎん)にくらべて音域が狭く、音程も動揺する。主として、森厳・勇壮と祝賀情趣の表現に用いる。長唄や錦心流琵琶にも利用されている。剛吟(ごうぎん)

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