( 1 )天明年間頃(一七八一‐八九)から一般化したと思われる。「ごうせい(強勢)」あるいは「ごうぎ(強気)」のゴウに「的」がついて、それらの語と同様、程度の甚だしさを表わす語として用いられるようになったもの。
( 2 )「滑・東海道中膝栗毛」には「強勢」「強気」とならんで頻繁に現われるが、三語とも同じような使われ方で、意味的・文法的・文体的差違はない。
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...