デジタル大辞泉
「強気」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ごう‐ぎガウ‥【強気・豪気】
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
- ① 我意を押し通すさま。気の強いさま。剛情。
- [初出の実例]「其(その)比(ころ)黄祖と云ふ強儀の人有り」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)九)
- ② 程度のはなはだしいさま。威勢のよいさま。
- [初出の実例]「素(ずだい)気の短い旦那殿、がふぎに亡命(かけおち)されるとは」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)
- 「ごうぎと男湯が騒々しいぜ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)
- ③ 特に、たいそう具合のよいさま。すばらしいさま。
- [初出の実例]「『おれが助言して、勝べいに書(かか)せたあ』『そいつは強気(ガウギ)だの』」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)
つよ‐き【強気】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 相場が将来上騰すると予想すること。また、その予想によって買いに出ること。また、そのさまや人。
- [初出の実例]「銭・小判・ひやう物のさうばあきなひ〈略〉つよ気に上り」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)中)
- ② 性格・考え方・気持などが、困難や障害にも負けない強いものであること。気性が激しく強いこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「節蔵はマダなかなか強気(ツヨキ)で『ナアニ屹度勝つ』」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉王政維新)
- ③ 賭事(かけごと)などで、危ない手を用いても一気に勝とうとすること。
- ④ 態度が強硬で、譲らないこと。強腰。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の強気の言及
【取引所】より
… 提灯をつける自分の考えでなく,有力な仕手筋の売り買いする株に便乗して売買することをいう。 強気・弱気相場の見通しに対し上昇するとみるのを〈強気〉,反対に下落するとみるのを〈弱気〉という。 強含み・弱含み相場が小高く,先行きも多少上がりそうな感じがするような状態を〈強含み〉といい,その反対に,相場の地合いが弱く,先行きも上がりそうな感じがなく,むしろ下がりそうな感じがするような状態を〈弱含み〉という。…
※「強気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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