当を取る(読み)あたりをとる

精選版 日本国語大辞典 「当を取る」の意味・読み・例文・類語

あたり【当】 を 取(と)

  1. 興行商売等で成功する。評判となる。
    1. [初出の実例]「名物 石段の下の串団子、二条の焼き餠も一物(いちぶつ)なれども、袖からいだすだれこには、琉球芋にて当(アタ)りを取ける」(出典洒落本・くたまき綱目(1761)諸部)
  2. 見当をつける。当たりをつける。
    1. [初出の実例]「うぬは小猿七之助といふ、盛場稼ぎの巾着切り、お熊が亭主といふことは、当(アタ)りを取(ト)って置いたのだ」(出典:歌舞伎・網模様燈籠菊桐(小猿七之助)(1857)五幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android