当摩村(読み)たいまむら

日本歴史地名大系 「当摩村」の解説

当摩村
たいまむら

[現在地名]岡山市米田よねだ

岩間いわま村の東、笠井かさい山北東端山麓に集落があり、百間ひやつけん川が村の北側から東側へと流れを変えて南流する。応永二五年(一四一八)八月日の備前国棟別銭注文案(東寺百合文書)に、異議に及ばず沙汰致す在所として当摩庄があげられる。寛永備前国絵図に村名がみえ、高三八〇石、正保郷帳には水損所と注記がある。「備前記」によると山寄りの集落で、「備陽記」では田畑二一町四反余、家数四〇・人数一八四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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