彼某(読み)カガシ

デジタル大辞泉 「彼某」の意味・読み・例文・類語

か‐がし【▽彼▽某】

[代]不定称の人代名詞。だれそれ。くれがし。多く「なにがし(何某)」と対になって用いられる。→某それがし →何某なにがし
「一番にはなにがし、二番には―などいひしかど」〈大鏡・伊尹〉

かれ‐がし【彼▽某】

[代]三人称の人代名詞。名を知らぬ人、また、知っていても名を言わないでいう場合に用いる。多く、「それがし」と並べて用いる。だれそれ。何某なにぼう。
「やや、庁には又何者か候、といへば、それがし―、といふ」〈宇治拾遺・一四〉

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精選版 日本国語大辞典 「彼某」の意味・読み・例文・類語

かれ‐がし【彼某】

  1. 〘 代名詞詞 〙 他称。名の不明の者、もしくは知っていても示す必要のない他者をさす場合に用いる語。「それがし」と並べて用いるのが通例。だれそれ。
    1. [初出の実例]「『やや、庁には又何者か候』といへば、『それがし、かれがし』といふ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一四)

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