往復圧縮機(読み)おうふくあっしゅくき(その他表記)reciprocating compressor

精選版 日本国語大辞典 「往復圧縮機」の意味・読み・例文・類語

おうふく‐あっしゅくきワウフク‥【往復圧縮機】

  1. 〘 名詞 〙 ピストンの往復運動によりシリンダー内に気体吸入、圧縮する装置

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「往復圧縮機」の意味・わかりやすい解説

往復圧縮機
おうふくあっしゅくき
reciprocating compressor

ピストンの往復運動によってシリンダ内の気体を圧縮して送り出す機械クランク機構とピストン機構とから構成され,複動の場合には,ピストンの両側吸込み,送り出しをするから,シリンダの前後にそれぞれ吸込み弁と送出弁とがついている。シリンダの配置や結合様式により各種のものがあり,圧力比が高い場合には多段式のものが用いられる。一般には容量は小さくてもよいが,高圧力を必要とするような場合に多く用いられる。

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栄養・生化学辞典 「往復圧縮機」の解説

往復圧縮機

 シリンダー内でピストンを往復運動させ,体積を圧縮した力で気体を圧送する機械.

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世界大百科事典(旧版)内の往復圧縮機の言及

【圧縮機】より

…一般に単体での圧力比は4程度で,それ以上の場合は低圧段と高圧段とに分けて圧縮を行い,圧力比7~10程度に高めることができ,ジェットエンジンでは15程度のものもある。[2]容積型圧縮機 ローターなどの回転によって容積を減じて圧縮を行う回転圧縮機と,ピストンの往復運動によって圧縮を行う往復圧縮機に分けられる。(A)回転圧縮機 (a)二葉圧縮機(図1)は,ケーシング内に2個のローターが収められており,互いに平行な2回転軸により反対方向に回転する。…

※「往復圧縮機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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