後事(読み)コウジ

デジタル大辞泉 「後事」の意味・読み・例文・類語

こう‐じ【後事】

あとの事。将来の事。また、特に、死んだあとの事。「親友後事を託す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後事」の意味・読み・例文・類語

こう‐じ【後事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. のちの事。将来の事。
    1. [初出の実例]「我が後事を〈略〉決して識んと思ふ事も懶ぞ」(出典:四河入海(17C前)二五)
    2. [その他の文献]〔史記‐始皇本紀賛〕
  3. 死後の事。死後の処置
    1. [初出の実例]「先主が病篤ときに後事を孔明に云置て云様は」(出典:古文真宝桂林抄(1485頃)坤)
    2. [その他の文献]〔魏志‐明帝叡紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「後事」の読み・字形・画数・意味

【後事】こうじ

将来、身後のこと。〔三国志、魏、明帝紀〕、其(太尉宣王)の手を執りて謂ひて曰く、吾(われ)、疾甚だし。後事を以て君に屬(しよく)す。君其れ、(曹)爽と少子を輔けよ。吾、君を見ることを得て、恨む無しと。宣王、頓首涕す。

字通「後」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android