後引口上(読み)あとひきこうじょう

精選版 日本国語大辞典 「後引口上」の意味・読み・例文・類語

あとひき‐こうじょう‥コウジャウ【後引口上】

  1. 〘 名詞 〙 落語講談などで、聴衆次回展開を期待させ、ひきつづき聞きたいと思わせるための口上
    1. [初出の実例]「其弁舌に聴とれつつ〈略〉柳枝が得意(おはこ)の釣客告条(アトヒキコウテウ)扨はこれからは如何なりませうか」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二)

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