デジタル大辞泉 「徒枕」の意味・読み・例文・類語 あだ‐まくら【▽徒枕】 1 愛人と別れて、独り寝すること。「ああ現うつつなや―、遠くも来ぬるものかなと」〈松の葉・二〉2 その場限りの共寝。かりそめの契り。仮枕かりまくら。「かりそめの夢も浮き寝の―」〈長唄・遅桜手爾葉七字〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「徒枕」の意味・読み・例文・類語 あだ‐まくら【徒枕】 〘 名詞 〙① =あだね(徒寝)①[初出の実例]「老楽(おいらく)の床隙入てあだ枕〈西鶴〉 はやし呼ましや常盤なる松〈賀子〉」(出典:俳諧・みつがしら(1681))② =あだね(徒寝)③[初出の実例]「末もとどかぬあだ枕、かはすも女の道にたがへば、只ゆるさせたまふべしと」(出典:浮世草子・忠孝永代記(1704)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例