得果(読み)とっか

精選版 日本国語大辞典 「得果」の意味・読み・例文・類語

とっ‐か トククヮ【得果】

〘名〙
行為に対して、その結果を身に受けること。
※本朝文粋(1060頃)二・意見十二箇条〈三善清行〉「豈可必待子孫之破産。以期父祖之得果乎」
仏道を修行して、その果を得ること。悟りを得ることや、浄土に往生することも意味する。〔三教指帰(797頃)〕
※梵舜本沙石集(1283)四「仏法を愛し、仏の音声歓喜の心かからん人、得果疑なし」 〔南史‐到漑伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android