御内蔵連村(読み)みうちぞうれむら

日本歴史地名大系 「御内蔵連村」の解説

御内蔵連村
みうちぞうれむら

[現在地名]足助町御内蔵連

ともえ川右岸に注ぐ神越かみこし川と上流金蔵連ごんぞうれ川・田之士里たのしり川に沿う。東は金沢かなざわ国有林で標高一〇五二・四メートルの出来でき(現北設楽郡設楽町)山頂に通じ、北は東加茂郡模範造林・賀茂県有林で、標高一一二〇・六メートルの寧比曾ねびそ岳がある。南は現下山しもやま村、西は大見おおみ村・やま中立なかだち村、北は綾渡あやど村に接する。集落は御内蔵連本郷と枝郷金蔵連・田之士里からなっており、いずれも川に沿う山麓の傾斜地。金蔵連地内に縄文時代早期・中期・後期・晩期ひがしきり遺跡と同晩期の下切しもぎり遺跡、本郷地内に縄文時代中期・晩期のなかじま遺跡がある。東ノ切遺跡では古墳・平安・鎌倉各時代の遺物出土

室町時代から江戸時代初頭にかけては、本郷は御内蔵連村、金蔵連・田之士里は金蔵連村と、別々の村であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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