日本歴史地名大系 「御厨筋往還」の解説 御厨筋往還みくりやすじおうかん 長崎県:総論御厨筋往還江戸時代からの街道。平戸城下から肥前伊万里(いまり)方面に至る路程で、平戸海峡を渡ると渡頭集落の日(ひ)ノ浦(現田平町)があり、本陣・駅所・馬子町・刑場が置かれた。田平(たびら)村一関(いちせき)(現同上)で平戸往還から分れ、御厨・志佐(しさ)・調川(つきのかわ)・今福(いまふく)(現松浦市)の諸村を経由する。寛永一七年(一六四〇)平戸領内では街道筋を残らず松並木とし、また一里塚を築かせたという(松浦家世伝草稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by