御台場跡(読み)おだいばあと

日本歴史地名大系 「御台場跡」の解説

御台場跡
おだいばあと

[現在地名]大宮町字三重

大内おおち峠頂上、南北両側の山上に、堀や胸壁などがあり、御台場という。宮津藩の軍学師山中甚太兵衛が設計したもので、慶応二年(一八六六)築造と伝える。ペリー来航後、沿海の諸藩が要害を築いたもので安政三年(一八五六)宮津藩も城外の洲崎(現宮津市)砲台を築き、大内峠、与謝峠(現与謝郡加悦町と福知山市との境)千歳ちとせ峠(別称普甲ふこう峠、現宮津市字小田)の三嶺には塁堡を設けて防備とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android