御団(読み)おだん

精選版 日本国語大辞典 「御団」の意味・読み・例文・類語

お‐だん【御団】

〘名〙 (「お」は接頭語。「だん」は「団喜(だんぎ)五穀薬草などをこねて作る団子(だんご))」の略か)
聖天(しょうでん)供物としてあげる、油であげた餡餠。〔俚言集覧(1797頃)〕
② 転じて、聖天。また、聖天を勧進した堂。
※雑俳・柳多留‐二三(1789)「にぎやかさ浴油(おだん)の下で舟かふね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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