日本歴史地名大系 「御城下組」の解説 御城下組ごじようかぐみ 愛媛県:宇和島市御城下組宇和島藩の地方支配の行政区画である十組の一つ。元禄九年(一六九六)一〇万石高直しに際して再編成されて成立した。高直し以前に編纂された「墅截」(貞享元年)には「城下」として、毛山(けやま)村・中間(なかいだ)村・柿原(かきはら)村・光満(みつま)村・高串(たかぐし)村・下(しも)村・川内(かわち)村・寄松(よりまつ)村・宮下(みやのした)村・稗田(ひえだ)村・祝森(いわいのもり)村の一一村を含めている。高直し以後に編纂された「大成郡録」(宝永三年)には「御城下組」として、祝森村・稗田村・寄松村・宮下村・河(川)内村・毛山村・下村・須賀(すが)浦・中間村・柿原村・光満村・高串村・九島(くしま)浦・東三(ひがしみ)浦・西三浦・上波(うわば)浦・戸島(とじま)浦・日振(ひぶり)浦・大(おお)浦、奥(おく)浦(現北宇和郡吉田町)、高山(たかやま)浦(現東宇和郡明浜町)の二一の村浦を含めている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報