御愁傷様(読み)ごしゅうしょうさま

精選版 日本国語大辞典 「御愁傷様」の意味・読み・例文・類語

ごしゅうしょう‐さま ゴシウシャウ‥【御愁傷様】

〘形動〙 葬式のときの挨拶(あいさつ)語。また、相手期待がはずれたことなどを軽く皮肉っていうのに用いる。お気の毒さま。おいたわしいこと。
※落語・ちきり伊勢屋(1893‐94)〈禽語楼小さん〉「死ぬ処で笑ふてへのは誠に薄情の様ですが、矢っ張此奴ア逆さ屏風に枕団子一本花に線香と云ふので、誠に御愁傷様で御坐いますてへ様な口調も出ますが」

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デジタル大辞泉 「御愁傷様」の意味・読み・例文・類語

ごしゅうしょう‐さま〔ゴシウシヤウ‐〕【御愁傷様】

[形動]
相手を気の毒に思うさま。身内を失った人に対するお悔やみの語。「このたびはご愁傷様でございます」
1をもじって、気の毒に思う気持ちを、軽いからかいの意を含めていう語。「休日にも出勤とはご愁傷様

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