出勤(読み)シュッキン

精選版 日本国語大辞典 「出勤」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐きん【出勤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 勤めに出ること。また、勤めていること。
    1. [初出の実例]「明日は出勤をもするかと思うて居れば日に増し不奉公が度重て」(出典:虎寛本狂言・武悪(室町末‐近世初))
    2. 「其娼妓といふのは恰ど一月前に、出勤(シュッキン)をしたばかりで、殊に地方者(いなかもの)だといふ話ヨ」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三)
  3. 芝居に出演すること。
    1. [初出の実例]「又古は苗氏なく名のみにて出勤(シュッキン)役者あり」(出典:歌舞妓事始(1762)凡例)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android