御成切(読み)おなりぎり

精選版 日本国語大辞典 「御成切」の意味・読み・例文・類語

おなり‐ぎり【御成切】

〘名〙 碁石ぐらいの大きさにまるくおしひらめた亥の子餠。将軍家が紙に包んで臣下に与えた。《季・冬》
親元日記‐文明一三年(1481)一〇月二二日「御方御所様之御なり切土岐殿への分翌日兵庫殿被下之」

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デジタル大辞泉 「御成切」の意味・読み・例文・類語

おなり‐きり【御成切】

の子の日に、宮中、のちには幕府から臣下に賜った亥の子餅もち。碁石ほどの大きさに丸めて平たくしたもの。
本朝にも十月のゐのこなんどを―と云ひて」〈四河入海・六〉

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