本朝(読み)ホンチョウ

デジタル大辞泉 「本朝」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ちょう〔‐テウ〕【本朝】

わが国の朝廷。転じて、わが国。⇔異朝
「―人皇の始め、神武天皇より」〈太平記・一〉
[類語]本邦日本大和やまと日の本八洲国やしまくに大八洲おおやしま秋津島敷島葦原あしはらの中つ国豊葦原とよあしはら瑞穂みずほの国和国わこく日東東海扶桑ふそう神州ジャパンジパング

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精選版 日本国語大辞典 「本朝」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ちょう‥テウ【本朝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日本の朝廷。転じて、日本。国朝
    1. [初出の実例]「登時船進還帰本朝」(出典:続日本紀‐文武四年(700)三月己未)
    2. [その他の文献]〔孟子‐万章・下〕
  3. 正しい朝廷。

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普及版 字通 「本朝」の読み・字形・画数・意味

【本朝】ほんちよう(てう)

自国の朝廷。〔孟子、万章下〕位(ひく)くして言高きは、罪なり。人の本に立ちて行はれざるは、恥なり。

字通「本」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の本朝の言及

【異域・異国】より

…異国の関係は,東アジアでは国王(国家)が上下の華夷関係に置かれるが,相互に内政には干渉しないことを前提とする。その国家が等しい強さでみずからの権力を及ぼす政治的空間を〈本朝〉とすれば,異域は〈本朝〉の周縁を構成する地域空間である。この周縁地域は,〈本朝〉側の政治意識では,〈御仕置(統治)〉の力が及ぶ範囲と観念され,この意味で広義の〈天下〉の内に含まれる。…

※「本朝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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