御所作り(読み)ごしょづくり

精選版 日本国語大辞典 「御所作り」の意味・読み・例文・類語

ごしょ‐づくり【御所作・御所造】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 太刀の作りの一種。刀の中心(なかご)に菊花の章を銘に入れたもの。後鳥羽上皇御所刀工を召して作らせたのでその名があるという。菊作。菊一文字(きくいちもんじ)御所焼
    1. [初出の実例]「いつも帯副(はきぞへ)にし給ける、御所作(ゴショづく)り、兵庫鏁(ひゃうごくさり)の御大刀を、引出物にぞせられける」(出典太平記(14C後)一七)
  3. 建築様式の一つ。御所風の家のつくり。細部のつくりを御所に似せた家のつくり。
    1. [初出の実例]「桃の小路を、櫛笥(くしげ)通引廻したる御所造(ツクリ)」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む